3学年日記
恋と友情
11月7日(火)1校時の道徳では、「恋する涙」という教材を基に、
友情と恋について考えました。
教材の主人公である「私」は友達と同じ人を好きになりました。
ある日、友達は「私」にその彼から「好きだ」と言われたことを
打ち明けます。
友達とその彼が一緒に帰るところや、二人で楽しそうにしている
ところを見る度に「私」のその彼への恋心は募っていきます。
しかし、友達がその彼と別れたことを知ると同時に、「私」の
その彼への恋心も潮が引くように冷めてしまうのです。
「私」の気持ちが冷めてしまった心情を理解できるかどうかに
ついて理由とともに考えました。生徒の考えが分かれたので、
紹介します。
「分かる」と考えた生徒の理由は次のとおりです。
・元々それほど好きではなかったことに気付いたから。
・一度諦めたから。
・冷静に考えると、どこが好きだったのか分からなくなったから。
「分からない」と考えた理由は次のとおりです。
・自分の気持ちはそのことで左右されないから。
・友達が別れたことが冷めるきっかけにはならないから。
「どちらとも言えない」と考えた理由は次のとおりです。
・もっと友達を応援したいから。
・友達が別れたからチャンスとまでは思わない。
友情と恋とでジレンマが生じる場面から多様な考えが出てました。
それを共有して考えを深めることができました。
授業の終末に、他者とより良い関係を築くために、必要なことや
大切なことについて考えをまとめました。
次は生徒の考えです。
・急ぎすぎず、ゆっくり仲良くなる。
・一度気持ちの整理する。
・心にゆとりをもつ。
・自分の考えを伝え、相手の考えも聴くことが大切。
・適切な距離感を保つ。
・相手の気持ちを段階的に理解していくことが大切。
・周りから見たらどうだろうと考えてみることが大切。
・相手の気持ちを考える。互いに考え合う。
中学生は悩みや葛藤を経験しながら、人間関係を深めていくこと
が増えてくる年代です。
今回の学習を基に、学校生活でお互いを受け入れ合いながら
友情や信頼関係を築いていくことを期待しています。