3学年日記
オーストリアのマス川
三宅島と言えば、釣りの楽園とも言われるほど魚影が濃く
年間を通して様々な魚と出会うことができます。
私も釣りが趣味で毎週休日は釣り三昧の日々を送っています。
そんな釣りにも様々な場所で様々な釣り方があります。
その中の一つに、エリアトラウト・ネイティブトラウトという釣法があります。
主に渓流に生息しているヤマメやイワナ、ニジマス等を狙うこの釣りは
非常に難易度が高く、釣果がなかなか上がらないのが特徴です。
今回の道徳の題材は、オーストリアにあるシュバルッア川で釣りをする主人公の
物語です。この川にはニジマスやカワマス、グレーリングといった魚がいますが
釣りをするにあたって規則があります。①持ち帰っていい魚は魚によって大きさが
決められていること、②釣りをしていい期間が決まっていることです。
主人公はグレーリングを釣ることに成功しますが、①と②の規則を破っていたことに
気付きます。主人公は渋々魚をリリースすることになりました。
もし、自分が主人公の立場ならどうするか?生徒たちに問いかけると9割の生徒が
放流する。1割の生徒が放流しないと意見が分かれました。
今回の教材を踏まえて、なぜ世の中には様々な決まりがあるのかについて
考えを深めました。以下が生徒の意見です。
・みんなが楽しめるようにするため。
・みんなが楽しいだけでなく、誰一人として悲しい思いをせずに暮らしていくため。
・みんなが平等に暮らしていける社会を作るため。
・みんなに迷惑をかけないため。
・決まりの裏には、たくさんの人の思いがあるため。
・決まりがないとみんなが自分の好きなように動いてしまい、他の人にも
影響を与えてしまうため。
・決まりは全員をまとめるため。
釣りの世界でも釣り場で様々な決まりがあります。
使った道具やゴミは持ち帰ることや、使った場所は海水で洗い流し
綺麗にしておく等、様々な決まりを守ることが自然環境保護につながります。
また、次に釣りをする人が気持ちよく釣りをすることができます。
ルールや決まりはなぜあるのか深く考えることができる時間でした。