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2024年2月の記事一覧

茅葺体験

三宅島は2月が特に雨がよく降るらしく、最近は荒れた天気が続いています。

しかしながら、今日は快晴で、まさに茅葺日和でした。三宅中学校第1学年では、本日、

内地の大学教授や大学院生、地域の方々に来ていただき、茅葺体験を行いました。

 

まずは、学校近くの多くの茅葺が生えている場所に移動し、茅葺を刈りました。

鎌の使い方を教えてもらい、一人一人、茅葺を刈り取っていきました。

丈の長い茅葺は根元も頑丈で、刈り取るのに苦戦していましたが、何とか体験活動に使用する

分を確保することができました。

 

刈り取った茅葺を持って、学校の中庭に移動しました。

次に刈り取った茅葺を編み込んで縄を作り、茅葺を束にまとめていく工程に移りました。

この作業が生徒たちにとってはなかなか難しいようで、先生方の手本やアドバイスを基に

進めていました。

茅葺には様々な用途があります。最も主な使用方法は家屋の屋根に用いることでしょうか。

現在でも世界遺産となっている白川郷の合掌造り集落などでも茅葺屋根が用いられており、

日本の伝統文化ともいうことができます。体験の中では、これらの茅葺を三宅島ではどう

活用できるかなども考えていきました。

茅葺体験のために来ていただいた皆さん、本日はありがとうございました。

火を起こす

今から約700万年前にアフリカ大陸で誕生した人類は、猿人と呼ばれ、狩猟や採集を中心とした

非常に原始的な生活をしていました。そこから進化と成長を重ね、約200万年前に存在していた

人類である原人は様々な道具を使うようになりました。その中の一つに「火」があります。火を

使い始めた人類は、そこから更に進化していき、多くのものを生み出していきます。

 

現代の私たちの生活にも火は欠かせません。しかしながら、自然災害などによって、突然火が使え

なくなることも考えられます。そのため、自力で火を起こす技術を身に付けておくに越したことは

ありません。そこで、今回の大望タイムでは、理科と社会のコラボレーション企画で「火を起こす」

という活動を行いました。

今回は摩擦熱で発火させる「まいぎり式発火法」を用いて火起こしを行いました。

この方法は意外と難しく、力の加減とリズム感、動作をキープするスタミナが必要になってきます。

煙は比較的すぐ出てきますが、うまく息を吹きかけないとすぐに火種が消えてしまいます

 

どこの班も苦戦していましたが、40分ほど頑張って、何とか1班火を起こすことができました。

現代はコンロやライターなどで簡単に火を起こすことができますが、これらがないと火を起こすのは

とても大変であることが分かったのではないでしょうか。人類が築いてきた技術は偉大ですね。

サッカーの漫画を描きたい

今週の道徳のテーマは「困難を乗り越える力」でした。

このテーマの教科書の題材となっていたのが、漫画・アニメで世界的にも広く知られている

「キャプテン翼」の作者である高橋陽一さんの話です。私自身もサッカーを幼少期から続けて

いますが、この漫画・アニメは見たことがありませんでした。調べてみると、日本よりも

世界で人気のようで、多くのサッカー選手に影響を与えていました。

 

ティエリ・アンリ(フランス)

「キャプテン翼からサッカーをしながら夢をもち続けることの大切さを学んだ。

 キャプテン翼のおかげでサッカー選手になることができた。」

 

ジェンナーロ・ガットゥーゾ(イタリア)

「子供の頃、一番好きなアニメだった。」

 

フェルナンド・トーレス(スペイン)

「子供の頃、友達全員がキャプテン翼について話していたんだ。登場キャラクターが

 成長していく過程は夢のようだった。それでサッカーを始めたんだ。兄弟の勧めも

 あったし、アニメが好きだったからね。オリベル(翼のスペイン名)になりたかっ

 たんだ。僕と日本の接点はそれが最初さ。」

 フェルナンド・トーレスは、後にJリーグのサガン鳥栖に在籍することになります。

 

メスト・エジル(ドイツ)

 かねてよりキャプテン翼の登場人物である大空翼がデザインされたレガースを

使用していました。少年時代はいつもキャプテン翼のアニメを見ていたと言い、

10番でプレーメーカーである同主人公に憧れて常に10番を着用していました。

 

このように、多くのスタープレイヤーにも影響を与えた「キャプテン翼」ですが、

作者の高橋陽一さんがこの作品を生み出す過程には多くの困難がありました。

今回の道徳では、「作者の高橋陽一さんにとって、困難とはどのようなことだった

のだろうか」、「なぜ、多くの困難を乗り越えることができたのか」などについて

考え、意見を共有しました。そして、最終的には現在の自分の夢や目標を達成する

ためには何が必要かを考え、自身に還元していきました。

美術 仮面制作

今週の美術の授業では、今まで制作していたお面の鑑賞会が行われました。

幾つかのグループに分かれ、このようなお面を作った理由やこだわりのポイントなどを

説明し、それぞれのお面に対する感想をまとめて、共有しました。

会場には優雅な音楽が流れ、穏やかな雰囲気の中で楽しそうに鑑賞会を嗜んでいました。

どのお面にもそれぞれの個性が表れており、見ていて面白かったです。

授業の終わりには、全員で集合写真を撮影しました。

今後も各授業で良い作品を作ってくれることを期待しています。