ブログ

2023年5月の記事一覧

自分だけ「余り」になってしまう

「私は今、寂しいのです。私には友達がいます。そして2人の親友もいます。しかし、親友とは今年、

 クラス替えで私だけ離れてしまいました。中学生くらいの年になると、女の子って2,3人の特定の

 友達と行動するじゃないですか。でも、調べ学習をしたりするとき、先生が2人組になりなさいというと、

 私が余るのです。そのときは、先生が私を入れた3人の組を作ってくれるのですが、私は1人だけ余った

 ときに、すごく恥ずかしくて、寂しい気持ちになるのです。みんな優しくておもしろいし、良い人たち

 なので大好きです。でも特別仲が良いわけではないので、無理に「組に入れて」と言いたくありません。」

 

本日の道徳は重松清さんの「みんなのなやみ」という本を用いた内容でした。

上の文章は青森県の中学2年生の女子生徒が投稿した実際の悩みなのですが、このように悪意が

あって仲間外れにされたわけではないものの、自分だけが余りになってしまうことを経験した

ことのある人がいるのではないでしょうか。

このような場面に直面したらどうするか、その余ってしまった人の気持ちはどうなのかなどを

個人やグループで多面的・多角的に捉え、考えを深めていきました。

 

三宅中の1年生は現在15人です。奇数であるため、2人組などで活動を行っていくと、

今回のような場面が今後出てくるかもしれません。そのようなときは、今回の道徳で

考えたこと、学んだことを生かして、うまく対応してほしいと思います。

高齢者疑似体験

日本の社会は高齢化が年々進んでおり、大きな社会問題の一つにもなっています。

令和4年の段階で日本全体における65歳以上の割合は29.1%を占めており、

三宅島においても、65歳以上の割合は39.3%と非常に高くなりつつあります。

このような現状で、介護職などの人手も不足しており、ボランティアの需要も高まっています。

そのため、三宅島では、高齢者や介護を行う方々への理解を深めるために、小学校4年生、

中学校1年生、高校1年生で高齢者疑似体験があります。

 

今回は、本日行った高齢者疑似体験の様子をお伝えします。

 

まずは、ボランティアとは何かということについて、三宅島社会福祉協議会の方から、

スライドを用いてお話いただきました。

この中で、事前に撮影していた中学校の先生たちが思う「ボランティアとは何か」も生徒に

伝えられました。「思いやり」、「愛」、「自発的な行動」など様々でした。

 

次に2人組になり、幾つかのブースに分かれて様々な活動を行いました。

まずは、体・腕・足に数キロの重りを付けました。さらに、音がほとんど聞こえなくなる

ヘッドホンと視野が狭くなるサングラスを装着しました。

 そして、ベルトで首と足を固定し、腰が曲がって動かない状態にしました。

下の写真は装備をつけて歩いている様子です。

 

【字の読み書き】

サングラスによって視野が狭まっているため、字が読みにくそうでした。

また、重りと手袋により、ペンが握りにくく、字を書くことも大変そうでした。

 

【車いす体験】

実際に車いすを使ってコースを進んだり、傾斜の上り下りを行ったりしました。

車いすを押す際に気を付けることなどを学びました。

 

【介護用ベッド体験】

介護用のベッドを操作したり、高齢者の方を起き上げさせたりしました。

重りが体中についている状態で人の体を動かすのはとても大変そうでした。

 

このように多くの活動をさせてもらい、様々なことを学ぶことができました。

今回の活動を生かし、今後、ボランティア活動に積極的に参加していってほしいと

思います。

三宅島社会福祉協議会の皆様、本日はありがとうございました!!

 

実技教科の大望タイム

毎週水曜日の6校時は「大望タイム」の時間です。

普段は基本的に国語・数学・英語・社会・理科の5教科の特別講座と自主学習という構成になっていますが、

今回は音楽・美術・保健体育・技術・家庭の実技教科の特別講座がありました。

それぞれの教科の特別講座を紹介します。

 

音楽 ボディパーカッションに挑戦! ~リズムに乗って「新時代」を合奏しよう~

ボディーパーカッションとは、楽器を使わずに、体全体を打楽器に見立ててリズムを奏でることです。

パートごとに担当を決め、足踏みや手拍子、声などで音を表現していました。

最終的な演奏はしっかりと形になっていたと思います。

「新時代」いい曲ですね!

 

美術 アニメーターへの道 ~Chromebookでコマ撮り制作~

教科書会社が提供しているブラウザ上のアプリ「KOMA KOMA」を使って、自分で描いた絵をコマ送りで

動かす作業を行っていました。自分が描いた絵がアニメのように動くのはとても新鮮でアニメーターに

なったようでした!

 

保健体育 リズム感と瞬発力を鍛えよう ~魂の椅子取りゲーム~

体育で練習中のダンスの曲に合わせて、踊りながら椅子取りゲームを行います。

踊りながら椅子の周りを動くのは大変そうでしたが、生徒たちはとても楽しそうでした!

どんどんと人数が減っていき、最終的には3人で一つの椅子を争いました。

ちなみに座れなかった人たちは椅子の中心部で踊り続けていました。

 

技術 かんなを自分で調整して使おう ~無垢材を削る~

技術では、ふだんの授業ではなかなか使わないかんなを用いて、木材を削る体験学習を行いました。

基本的に授業では電動のやすりなどを使って木材を削ったり磨いたりするので、

かんなを使って木材を削る体験は生徒たちにとって新鮮だったと思います。

 

家庭科 うがい薬を使ってビタミンCの多い食材を調べてみよう!

家庭科ではCCレモン・オロナミンC・トロピカーナ・レモン果汁・お酢の中で、どれが最も

ビタミンCが多いのかを調べる実験を行いました。市販のうがい薬を使うと調べられるそうです。

さて、どれが最もビタミンCが多かったでしょうか?

 

本日は、実技教科の大望タイムという新しい試みがありましたが、生徒たちはどの教科も

とても楽しんでいました。次回の大望タイムの特別講座は7月5日です。少し間が空きますが、

楽しみにしていてください!!

さかなのなみだ

魚の世界にも「いじめ」というものがあるそうです。

例えば、メジナは広い自然の海の中では群れを形成し、互いを外敵から守りながら生きています。

しかし、せまい水槽に数匹を一緒に入れると、1匹を仲間外れにして攻撃し始めます。

つつかれてけがをした魚を別の水槽に移すと、残ったメジナは別の1匹を攻撃し始めます。

助け出しても、また次のいじめられっ子が出てきます。

いじめっ子を水槽から出しても新たないじめっ子が現れます。

広い海の中なら、こんなことはないのに、小さな世界に閉じ込めると、なぜかいじめが始まるのです。

同じ場所に住み、同じ食べ物を食べる、同じ種類同士なのにです。

  

 今日の道徳の話でした。

 

迷子椎を訪ねる

昨日の1学年は午前中に迷子椎の写生会を行いました。

炎天下の中、一人一人が迷子椎の特徴を捉え、作品を仕上げました。

最後は迷子椎の前で記念撮影!

三宅島の自然の魅力を改めて感じる一日になりました。

 

※本日予定されていた雄山入山体験は天候不良のため延期になりました。

 実施日は改めてご連絡いたします。

三宅島の名産品を使ったレシピ本をつくろう!

1年生では総合的な学習の時間の取組として

「三宅島の名産品を使ったレシピ本の制作」

に取り組んでいます。今日は連休中に調べたレシピを持ち寄り、

どの料理のレシピを制作するか、話し合いました。

ご家庭からたくさんのアイデアをいただき、生徒の話し合いも

活発に行われました。今後は6月の調理実習に向けて、材料や

調理法まで考えていきます。

野鳥観察会

今日は野鳥観察会を行いました。

まずは、アカコッコ館で双眼鏡の使い方を練習。ピントの合わせ方を確認しました。



その後、二つのグループに分かれて周辺の野鳥を観察しました。

鳴き声を頼りに、周囲を必死で見回しました。

さて、1年生はどんな野鳥を観察できたのでしょうか。

「野鳥図鑑」としてクラスでまとめたいと思います。お楽しみに!

(1年生教室前の廊下には「生物図鑑」を掲示しています。学校公開にお越しの際はぜひご覧ください。)

ゴールデンウィークが終わって

本日から学校が再開しました。

ゴールデンウィークをどのように過ごしたか、生徒に聞いたところ、

「いろいろなところに出かけた」、「家でゴロゴロしていた」など

様々でした。

 

1年生のゴールデンウィーク明け最初の授業は社会でした。

休み明けで集中力が持続しないかもしれないと思い、

「第1回 ビンゴ大会 ~世界の国々~ 」を開催しました。

世界の国197か国からそれぞれ25か国を選択し、ビンゴシートに記入します。

国を抽出するルーレットで、ランダムにどんどん国を出していき、ビンゴを

狙うというものです。ビンゴは表の真ん中に何を書くかが重要です。真ん中

の国に日本を書いている人が多かったですが、個人的に思い入れのある国や

渋い国を書いている人もいました。

上の写真は、早くビンゴになった3人です。おめでとうございます。

今回のビンゴ大会も好評だったので、時間のあるときにまた行いたいと

思います。今週は土曜日の公開授業もあるので頑張りましょう。

「挨拶」は必要ですか?

今日の道徳の授業では、挨拶について考えました。

  

まず、「挨拶が必要だと思う人?」と聞いたところ・・・

なんと全員が手を挙げました!

毎日、当たり前のように交わしている「挨拶」ですが、

なぜ必要なのか、その理由を考えました。

 

生徒からは、「挨拶があるからこそつながるものがある」、

「最低限のマナーだから」、「友好関係を築くために必要だから」

などの意見が出ました。

 

さて、今朝の挨拶はどうだったでしょうか。

今朝の挨拶の様子を撮影した動画を見て、自分の挨拶を振り返りました。

すると、「思っていたよりも声が小さい。」、

「言ったつもりだったのに、相手には聞こえてなかった。」

などの声がありました。

 そこで、挨拶をしやすくするためにはどうしたらいいのかを考えました。

 

「大きな声で挨拶するのが苦手な人も挨拶しやすいように、まずは自分が

挨拶をする。」、「相手の目を見て、会釈から始めてみる。」などの意見が出ました。

 

ゴールデンウイーク明けに、‘‘元気な挨拶‘‘が飛び交うことを祈ります。