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1学年日記

林道校外学習に行ってきました

11日(月)に林道校外学習に行きました。朝は雲が厚く実施できるか心配でしたが、無事に実施することができました。

生徒もあまり行ったことがない、雄山へ続く林道へ実際に行き、様々なものを見てきました。また、講師として、穴原 甲一郎 様、平野 奈都 様をお迎えして、「コシキの穴」や「旧レストハウス」、「サイロ」、「笠地観音」についての歴史や過去の体験談を聞きました。生徒たちは、講師の方のお話をよく聞き、大事だと思ったことはメモを取り、気になったものは写真を撮っていました。

今回の林道校外学習や、今までの体験学習を踏まえて、総合的な学習の時間の授業で文化祭に向けたまとめを行っていきます。三宅島について深く学び、郷土について関心を高められる時間にしていきましょう。

「火山について考える会」

10月4日(金)6校時に気象庁三宅島火山防災連絡事務所 所長 長谷川嘉彦さんを講師にお招きし、「三宅島の火山活動」について講演をしていただきました。


火山とは何か、どのようにできるのかをスライドを用いながら詳しく教えていただきました。また、日本にある活火山の数や分布、噴火の際に起こる危険な現象を教えていただきました。そして、三宅島での噴火の歴史を当時の資料や映像を見て学び、事前の備えについて確認しました。

 

9月6日に行った郷土理解学習の「雄山火山体験入山」で学んだ内容が含まれてたため、うなずきながら話を聴いている様子が見られました。生徒たちはより火山についての知識や、備えに対する意識が高まったと感じます。講演の最後には、「どの場所で噴火が起こりやすいのか」「沢の近くに住んでいるが、他の場所に比べて危険なのか」と疑問や気になったことを積極的に質問する様子も見られました。

2学期開始、水泳記録会の実施

2日(月)から2学期が始まり、3日(火)には各教科の授業も始まりました。

久々の給食もみんな美味しそうに食べていました。

学校生活の感覚を思い出していく中、4日(水)に水泳記録会を行いました。

夏休み中、天候の影響で思うように練習ができませんでしたが、

当日はそれぞれの生徒が良い記録を残そうと一生懸命に泳ぎました。

水泳記録会は当日泳いだ選手だけではなく、前もって司会の練習をした生徒や

記録をミスなく伝えた記録係の生徒、道具の準備・片付けをした生徒など、

多くの人の力を借りることで無事に終えることができました。

これから始まる2学期の生活や行事もみんなの力を合わせて一つずつ乗り越えていきましょう。

学年レク大成功

7月8日(月)1校時に学年レクリエーションを開催しました。

テーマは「みんなが楽しめるようなものにすること」。

前号の日記にあるように、企画から運営まで生徒たちの力で行い、準備してきました。

本番の様子をお伝えします。

 

1班は「いつ、どこで、誰が、何をして、どうなったか」レク!

紙に、Aさんが「いつ」、Bさんが「どこで」、Cさんが「誰が」・・・と各項目を別々の人が

書きます。その際に、他の人が書いた項目を見ることはできません。完成した文章は、面白く、

不思議で、笑い声や拍手が教室に響いていました。

 

 

 

 

 

 

 2班は「NGワード!」レク

引いたカードに書かれたワードを言ってしまったら負け! ワードは、自分は見ることができませんが、

周りは見ることができます。フリートークの中で、いかにしてそれぞれにNGワードを言わせるのか、

一生懸命に考えながら話していました。

 

 

 

 

 

 

4月に入学祝とクラス交流を兼ねて、教員がレクを考えて行いました。今回は、「周りと協力し、

思いやることによって、企画・運営力を育てたい」という教員の思いから、生徒たちにレクを開催

してもらいました。

どちらの班も進行、ルール説明、紙やカードの準備・配布、終わりの言葉などを分担し、協力して

行うことができ、大変素晴らしかったです。また、1班のレクでは「『誰が』を書くときは友達や

知り合いではなくキャラクターの名前を入れてください」という諸注意や、2班のレクでは「1学期、

楽しかったことや夏休みに行きたいところをテーマに話そう」という声かけがあり、周りを思いやり

ながら楽しむことができました。

クラス全員で

来週実施する予定の学年レクに向けて、ふた班に分かれて話合い活動を行いました。今回の学年レクは、企画から運営まで生徒が自分たちの力で行います。

  

 事前に提示された注意事項を意識しながら、活発に意見を交わす様子が見られました。どちらの班も特に『みんなが楽しめるようなものにすること』を大切にして、「ルールは簡単で分かりやすい方が良い」「人によって得意や不得意がないものの方が良い」といった声が多く聞こえてきました。話合いの中で出たアイデアを実際に班の中で試してみて、その中で出た問題点などを確認しています。

  

 学年レクは各班が考えた内容を20分ずつ合計で二つ行う予定です。クラス全員で、クラス全員が楽しめるように考えた初めての学年レク。クラス全員にとって良い思い出になることを願っています。

救急救命講習会を受講しました

6月21日(金)に三宅村消防本部救急救命担当の皆様を講師として招き、全校生徒を対象とした救急救命

講習会を行いました。生徒は、倒れている人の安全の確保の仕方や、心肺蘇生法、AEDの使用方法について、

説明を受けました。説明後には学年ごとに分かれて、練習用のAEDを使用した実技講習を行いました。

消防本部の皆様のご指導の下、生徒たちは熱心に話を聞き、心臓マッサージやAEDの使用方法を体験

しました。1分間に120回のペースで心臓マッサージをしたり、倒れている人の気道を確保して呼吸を

しやすくするために体制を整えたりと体力が必要な場面もありましたが、一生懸命に取り組んでいました。

何のために勉強をするのか

本日6月19日(水)から、1学期期末考査が始まりました。この日に向けて、各自が学習計画を立て、

勉強してきました。しかし、計画どおりにできた日ばかりではなく、やる気がわかなかった日も

あったようです。そのようなときは、「なぜ勉強をしなくてはいけないのだろう。」と考えて

しまいがちです。そこで、第1学年では以下の全3回の進路学習を行いました。

 

6月7日(金)5校時 道徳「私は清掃のプロになる」

アルバイトとして始めた清掃にやりがいを見いだし、羽田空港を世界一清潔な空港にした

新津春子さんのお話から「心がこもった仕事とは何か」を考えました。

生徒から、「お客さんのことを思った丁寧な仕事」、「目標をもって取り組むこと」、

「言われたことだけをするのではなく、他にできることはないかと探すこと。」などの意見が

あがりました。

 

 

 

 

 

 

 

同日6校時 職業講話

三宅高等学校主催のオンライン講演会「16歳の仕事塾」に参加し、JICA出前講座講師・フリー

ランス日本語講師の内山聖未様、M-wingコンサルティング 国際コンサルタントの松山匡延様、

ソニー AIロボティクス主幹技師の森永英一郎様のお話を聞きました。そして、ここで学んだ

ことと興味のある職業について、各自がスライドにまとめました。

 

 

 

 

 

 

 

6月14日(金) 6校時 総合 職業講話・職業調べ発表会

職業講話については、

「仕事に就いたときは、3年間は徹底的に取り組むことが大事。」

「仕事をしながら他のことにも挑戦すると視野が広がる。」

「国際協力について考えさせられた。今の生活は当たり前ではない。」

「10回以上転職し、青年海外協力隊に入ったという話に衝撃を受けた。」

などとまとめ、発表していました。

職業調べについては、各自が美容師、獣医看護師、水族館の飼育員、アニメーター、スポーツ

インストラクター、柔道選手、声優、ミュージシャンについて発表していました。

 

 

 

 

 

 

これらの授業や発表を通し、生徒は

「努力することが大事。」

「運動においても勉強においても挑戦していきたい。」

「知識を身に付けるために勉強する。」

「日常生活でできることを増やして自立したい。」

「まだ将来何をするか決めていないので、まずは日々の授業をしっかりと受けたい。」

などのことを考えることができました。学年全体で、日々の学習に取り組んでいきたいと思います。

道徳授業地区公開講座 第1学年「あふれる愛」

本日6月15日(土)は、道徳授業の地区公開講座を行いました。

テーマは『生命の尊さ』でした。「生まれてきた大切な生命」、「生命の価値や重み」について考えを

深めていきました。マザー・テレサの話を読み、死を待つだけの人々に手を差し伸べてけっして放って

おかないマザー・テレサの姿にふれ、それぞれが生命の価値や重みついて考えを深めていきました。

また、自分たちがこれからどのように大切な生命に向き合っていくかを考える貴重な機会となりました。

初めての定期考査に向けて

中学校生活が始まり2か月が経ちます。

運動会が終わりほっとしている生徒もいますが、6月19日(水)~21日(金)には中学校生活で初めての

定期考査が行われます。定期考査に向けて、先日の学活の時間で「定期考査の受け方」を確認したり、

「学習計画表」を作成したりしていきました。1日にどの教科をどれくらい勉強すれば良いのか、

提出物をいつまでに終われせれば余裕をもって試験勉強ができるのかをそれぞれが考えて計画を

立てました。

学習計画表を見ていくと、平日に3時間以上勉強しようとしている生徒や、問題集を2周、3周

解き直しをしようと計画している生徒もいました。それぞれが工夫をして取り組んでいることが

分かりました。勉強をしていく中で疑問があったり、問題集や課題で分からなかったりした場合は

そのままにせず、休み時間等で各教科の先生に積極的に質問し、「〇〇を聞いておけば良かった…」

ということがないように全力で取り組むことを願っています。

運動会に向けて③

運動会で盛り上がる競技といえば「全員リレー」も外せません。

3学年が合同で競うこの全員リレーでは、足の速さだけでなく、バトンを渡すタイミングも重要になって

きます。生徒たちも練習ではお互いに走り出すタイミングがずれてしまい、スムーズにバトンが渡せない

場面がありました。しかし、室内の合同練習の際に、バトンの受け渡しを一生懸命に練習していたので

運動会当日はスムーズなバトンパスが見られると思います。

 

5月21日(火)には、運動会の予行を行いました。各競技の入退場の確認と、各係の仕事の確認もすることが

できました。また、同じ係の小学生に優しく教える姿も見ることができました。

運動会に向けて②

運動会に向けての練習では、ダンスにも力を入れています。

先輩たちのキレのあるダンスに少しでも追いつけるように、昼休みの時間を使い練習している姿を

見かけています。合同練習の際には、学年ごとでのダンス練習をしていきました。自分たちが

踊っている様子をタブレット端末で撮影し、その動画を見返しながら、ダンスリーダーを中心に

意見を出し合いました。

練習の最後に3学年全員がそろって踊る姿は迫力があり、見ごたえのあるものでした。

運動会当日、1年生は2曲のダンスを披露します。

運動会に向けて①

5月25日(土)の小中合同運動会に向けて、先週から運動会の全体練習が始まりました。

晴れている日にはグラウンドで練習を行い、雨の日には体育館で練習を行っています。


1年生は中学生になって初めての運動会で、戸惑いながらも一生懸命に練習に臨んでいました。

写真は「騎馬戦」と「ムカデ競争」の練習風景です。

騎馬戦は、4人一組で騎馬を作り、走ってみたり、両手を離してみたりしました。

ちなみに騎馬は学年混合で組まれており、本番も学年、男女関係なく戦います。

赤、白それぞれ3騎ずつで戦います。

ムカデ競争は、5~6人で一組のムカデを作り、息を合わせて一歩一歩進みながら

チームの団結力を高めていました。チームごとにかけ声を工夫したり、足のひもの位置を

変えたりなど、日々チームごとの作戦会議が行われています。

野鳥観察会

第1学年の総合的な学習の時間のテーマは「郷土理解学習を通して三宅島について知る」です。

その第1回目として、アカコッコ館にご協力いただき5月8日(水)に野鳥観察会を行いました。

 

前週には、事前学習として、三宅島の野鳥についてお話を聞きました。

鳥の特徴について学び、模型を手に取ってその大きさや重さを体感することができました。

   

 

 

 

 

 

 

そして、野鳥観察会当日!

今年は中学校のグラウンドと伊豆岬周辺で観察しました。

風が強く、観察の条件としては良くなかったにもかかわらず、なんと13種類以上の野鳥を見ることが

できました。実際に見ることができたのは、イソヒヨドリ、シジュウカラ、オオミズナキドリ、

コマドリ、ホオジロ、カワラヒワなどです。さらに、観察終了直前には三宅島を代表する野鳥の

一つであるウチヤマセンニュウの…姿ではなく、鳴き声を聞くことができました。

 

 

 

 

 

 

 

事後学習では、観察会で見た野鳥を一人1種類ずつ改めて調べ、理科のレポート形式でまとめました。

また、野鳥をどこで見ることができたのかをまとめた、中学校・伊豆岬周辺の野鳥マップも作りました。

 

一生懸命に取り組む1年生

今週の1年生の授業風景をお伝えします。

入学してから3週間がたちました。授業だけでなく、部活動も本格的に

スタートし、疲れがたまっている頃ですが、何事にも一生懸命に頑張っています。

数学の授業では今週から少人数授業がスタートしています。

基礎・標準の2クラスに分かれて、それぞれのペースで授業に取り組んでいます。

家庭での学習に自主的に取り組んでいる生徒が多く、自分で問題を考えて

オリジナルの問題集を作成し復習している姿も見かけます。

4月23日(火)には全校道徳を行いました。「性別は必要か?」という問いかけに、まずは自分の考えを

まとめ、学年を越えてのグループでそれぞれの意見を交換していきました。友達や先輩たちの意見を

聞きながら、ジェンダー平等の実現に向けてどのようにすべきか考えを深めていきました。

自分の意見だけでなく、仲間の意見も聞きながらより良い社会の実現に向けて考えていきましょう。

中学校生活の始まり

今日から本格的に中学校生活がスタートしました。

 

1校時の対面式では、上級生が専門委員会と部活動についてユーモアたっぷりに分かりやすく説明してくれました。先輩たちの説明を聞きながら、入りたい委員会や部活動について考えを巡らせているようでした。

 

2校時から5校時までの学活では、自己紹介や教科書の配布、中学校生活に必要な決まりの確認や校内巡りなど、取り組む内容が盛りだくさんでした。自己紹介では、聞いている生徒の姿勢が素晴らしく、温かい雰囲気の中で全員が堂々と話している姿が印象的でした。また、校内巡りでは、校長室や職員室への入室方法を一人一人実践しました。緊張しながらも、全員がしっかりとした態度で取り組むことができました。大仕事を終えた後のホッとした柔らかい表情も、とても輝いて見えました。

 今日の学校での出来事を、1年生の皆さんから家族の方々にぜひ伝えてほしいと思います。

 

明日からは教科の授業も始まります。

今日はゆっくり休んで、また明日から元気に充実した学校生活を送りましょう!

総合 × 国語 × 美術 × 音楽!紀行文 発表会

本日12月15日(金)の5校時に修学旅行の紀行文発表会を行いました。

総合的な学習の時間で取り組んできた修学旅行の最後のまとめとして、

国語の授業で考えた紀行文と俳句、 美術の授業で制作したお寺や神社

などの絵、音楽の授業で作った俳句をのせた曲の三つによって発表を

行いました。 

〈生徒の振り返り〉

・心情が詳しく伝わってきた。

・本能寺の変の歴史を感じることができた。

・絵の金閣寺の輝きが上手だった。

・読み方を工夫していた。 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「三宅島の魅力を伝える紙袋」設置場所決定!

第3学年の美術科の授業で制作した紙袋を、明日11月18日(土)から

下記の場所に置いていただけることになりました。

 三宅島空港

 阿古漁港船客待合所

お一人1枚、自由にお持ち帰りいただけます。

ぜひ、お立ち寄りください。

 

【学校内での展示の様子】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

三宅島の魅力を伝える紙袋!@美術

第3学年 美術科の授業では、9月から11月上旬まで、三宅島の魅力を伝える紙袋制作に

取り組んできました。そして、この度、生徒がデザインした紙袋を11月18日(土)から

空港などに置いていただけることになりました。自由にお持ち帰りいただけます。

ぜひ、お持ち帰りください! 詳しい置き場所は、後日HPにてお知らせいたします。

プレゼントなどの包装として使用していただけると嬉しいです。

紙袋を見たい方は、下のPDFファイルをお開きください。

第3学年 美術科 紙袋制作.pdf

最近の3年生 ~進路決定に向けて~

11月14日(火)で、2学期期末考査の1週間前となります。

「土日に勉強した!」などの声が聞こえ、エンジンがかかってきている様子です。

3年生は進路決定に向けて、後悔がないように、教科書やワーク、プリントなどを

何度も見直して試験に臨んでほしいと思います。

そして、この期間に勉強と同じくらい重要なものがあります!

それは、受験に関する書類の準備です。

本日1校時の学活で、「調査書作成願」、「自己PRカード」について説明しました。

「調査書作成願」とは、受験に必要な調査書や推薦書などの書類の作成を学校へ

依頼することです。「自己PRカード」とは、志望理由や中学校生活で得た力などを

生徒自身が考え、記入するものです。ぜひ、ご家庭でこれらを話題にしてください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「三宅島の未来」から「私達の未来へ」

3年生は文化祭に向けて「三宅島の未来を提案」を大きなテーマに据えて、探求学習に取り組んできました。文化祭の発表に向けた取組の中で実施した「三宅島への移住に関するアンケート」では、78名の方々にご協力をいただきました。皆様からいただいたご意見や励ましの声は、生徒たちが探求学習を進めるにあたり大きな原動力となり、より充実した発表を作り上げることができました。アンケートなどの様々な面でご協力いただいた皆様、文化祭当日に会場で発表を見守ってくださった皆様に、この場をお借りして改めて感謝申し上げます。

 

10月28日の文化祭に参加できなかった生徒を含めて、本日「学習成果発表会」と題して、6校時に3年生だけの文化祭を実施しました。

 

「三宅島の未来」を考えるにあたり、まずは他地域の取組を知るところから始めました。

9月に実施した修学旅行と関連付けて、日本有数の観光地である奈良・京都と三宅島の違いや共通点について検討しました。事前学習を通して、日本の歴史を感じる寺社仏閣などの観光地としての魅力はもちろん、観光客を呼び込む効果的な情報発信について知ることができました。実際に修学旅行で奈良・京都を訪れたときには、「三宅島との共通点を探す」ことを念頭に置いて班別行動を行いました。生徒たちからは、「三宅島も歴史を大切にして、現在に継承してきている。」、「自然を守りながら、観光地として活用している。」、「三宅島の人たちも親切で温かい。」などの意見が上がりました。

学習を進める中で、京都という町は他地域から様々な知識や技術をもった人が集まり、京都出身者と移住者が手を取り合うことで発展してきた歴史があることを知りました。

この視点に立つと、「古来より多くの人が辿り着いた三宅島にも通ずるものがあるのではないか」という考えが浮かびました。三宅島を発展させていくためには、他地域からの移住者を増やし、三宅島出身者と手を取り合ってみんなで未来を作り上げていくことが大切なのではないかと考えました。

 

そして、「三宅島の未来」を提案するにあたり、他地域から移住された方々を対象にアンケートを実施し、それを基に【政策部門】【移住部門】【定住部門】に分かれて探求学習を進めました。最初は知っているようで知らなかったこと、中学生の自分たちに何ができるのかなど、分からないことばかりでした。しかし、三宅島観光協会の方をはじめ地域おこし協力隊の方々に何度も学校に来ていただき、生徒たちの意見を大切にしながら一緒に検討し、探求学習を進めていただきました。「自分たちだけ」ではできないことも、周りの協力を得て「自分たちも一緒に」取り組むことで、今回の提案を作り上げることができました。

 

文化祭での発表は終わりましたが、私たちにとって「三宅島の未来」に向けた取組はまだまだ始まったばかりです。発表の最後に、『三宅島の未来は、私たちの活躍次第で変わる。』という言葉がありました。他人事ではなく自分事として捉え、中学生の視点で想像した未来を大人になって自分たちの手で創造する一人になってほしいと願っています。

 

今回の提案が一人でも誰かの心を動かし、その一人が周りの人たちと手を取り合い輪になって、三宅島の未来を一緒に作り上げる輪が大きく広がり続けていってほしいと思います。いつか今回の提案が実を結んだときには、「中学生が文化祭で発表を頑張っていたな。」と、どこかで誰かが思い出してくれたら幸いです。