2023年5月の記事一覧
自分だけ「余り」になってしまう
「私は今、寂しいのです。私には友達がいます。そして2人の親友もいます。しかし、親友とは今年、
クラス替えで私だけ離れてしまいました。中学生くらいの年になると、女の子って2,3人の特定の
友達と行動するじゃないですか。でも、調べ学習をしたりするとき、先生が2人組になりなさいというと、
私が余るのです。そのときは、先生が私を入れた3人の組を作ってくれるのですが、私は1人だけ余った
ときに、すごく恥ずかしくて、寂しい気持ちになるのです。みんな優しくておもしろいし、良い人たち
なので大好きです。でも特別仲が良いわけではないので、無理に「組に入れて」と言いたくありません。」
本日の道徳は重松清さんの「みんなのなやみ」という本を用いた内容でした。
上の文章は青森県の中学2年生の女子生徒が投稿した実際の悩みなのですが、このように悪意が
あって仲間外れにされたわけではないものの、自分だけが余りになってしまうことを経験した
ことのある人がいるのではないでしょうか。
このような場面に直面したらどうするか、その余ってしまった人の気持ちはどうなのかなどを
個人やグループで多面的・多角的に捉え、考えを深めていきました。
三宅中の1年生は現在15人です。奇数であるため、2人組などで活動を行っていくと、
今回のような場面が今後出てくるかもしれません。そのようなときは、今回の道徳で
考えたこと、学んだことを生かして、うまく対応してほしいと思います。