2023年11月の記事一覧
「三宅島の魅力を伝える紙袋」設置場所決定!
第3学年の美術科の授業で制作した紙袋を、明日11月18日(土)から
下記の場所に置いていただけることになりました。
三宅島空港
阿古漁港船客待合所
お一人1枚、自由にお持ち帰りいただけます。
ぜひ、お立ち寄りください。
【学校内での展示の様子】
三宅島の魅力を伝える紙袋!@美術
第3学年 美術科の授業では、9月から11月上旬まで、三宅島の魅力を伝える紙袋制作に
取り組んできました。そして、この度、生徒がデザインした紙袋を11月18日(土)から
空港などに置いていただけることになりました。自由にお持ち帰りいただけます。
ぜひ、お持ち帰りください! 詳しい置き場所は、後日HPにてお知らせいたします。
プレゼントなどの包装として使用していただけると嬉しいです。
紙袋を見たい方は、下のPDFファイルをお開きください。
最近の3年生 ~進路決定に向けて~
11月14日(火)で、2学期期末考査の1週間前となります。
「土日に勉強した!」などの声が聞こえ、エンジンがかかってきている様子です。
3年生は進路決定に向けて、後悔がないように、教科書やワーク、プリントなどを
何度も見直して試験に臨んでほしいと思います。
そして、この期間に勉強と同じくらい重要なものがあります!
それは、受験に関する書類の準備です。
本日1校時の学活で、「調査書作成願」、「自己PRカード」について説明しました。
「調査書作成願」とは、受験に必要な調査書や推薦書などの書類の作成を学校へ
依頼することです。「自己PRカード」とは、志望理由や中学校生活で得た力などを
生徒自身が考え、記入するものです。ぜひ、ご家庭でこれらを話題にしてください。
「三宅島の未来」から「私達の未来へ」
3年生は文化祭に向けて「三宅島の未来を提案」を大きなテーマに据えて、探求学習に取り組んできました。文化祭の発表に向けた取組の中で実施した「三宅島への移住に関するアンケート」では、78名の方々にご協力をいただきました。皆様からいただいたご意見や励ましの声は、生徒たちが探求学習を進めるにあたり大きな原動力となり、より充実した発表を作り上げることができました。アンケートなどの様々な面でご協力いただいた皆様、文化祭当日に会場で発表を見守ってくださった皆様に、この場をお借りして改めて感謝申し上げます。
10月28日の文化祭に参加できなかった生徒を含めて、本日「学習成果発表会」と題して、6校時に3年生だけの文化祭を実施しました。
「三宅島の未来」を考えるにあたり、まずは他地域の取組を知るところから始めました。
9月に実施した修学旅行と関連付けて、日本有数の観光地である奈良・京都と三宅島の違いや共通点について検討しました。事前学習を通して、日本の歴史を感じる寺社仏閣などの観光地としての魅力はもちろん、観光客を呼び込む効果的な情報発信について知ることができました。実際に修学旅行で奈良・京都を訪れたときには、「三宅島との共通点を探す」ことを念頭に置いて班別行動を行いました。生徒たちからは、「三宅島も歴史を大切にして、現在に継承してきている。」、「自然を守りながら、観光地として活用している。」、「三宅島の人たちも親切で温かい。」などの意見が上がりました。
学習を進める中で、京都という町は他地域から様々な知識や技術をもった人が集まり、京都出身者と移住者が手を取り合うことで発展してきた歴史があることを知りました。
この視点に立つと、「古来より多くの人が辿り着いた三宅島にも通ずるものがあるのではないか」という考えが浮かびました。三宅島を発展させていくためには、他地域からの移住者を増やし、三宅島出身者と手を取り合ってみんなで未来を作り上げていくことが大切なのではないかと考えました。
そして、「三宅島の未来」を提案するにあたり、他地域から移住された方々を対象にアンケートを実施し、それを基に【政策部門】【移住部門】【定住部門】に分かれて探求学習を進めました。最初は知っているようで知らなかったこと、中学生の自分たちに何ができるのかなど、分からないことばかりでした。しかし、三宅島観光協会の方をはじめ地域おこし協力隊の方々に何度も学校に来ていただき、生徒たちの意見を大切にしながら一緒に検討し、探求学習を進めていただきました。「自分たちだけ」ではできないことも、周りの協力を得て「自分たちも一緒に」取り組むことで、今回の提案を作り上げることができました。
文化祭での発表は終わりましたが、私たちにとって「三宅島の未来」に向けた取組はまだまだ始まったばかりです。発表の最後に、『三宅島の未来は、私たちの活躍次第で変わる。』という言葉がありました。他人事ではなく自分事として捉え、中学生の視点で想像した未来を大人になって自分たちの手で創造する一人になってほしいと願っています。
今回の提案が一人でも誰かの心を動かし、その一人が周りの人たちと手を取り合い輪になって、三宅島の未来を一緒に作り上げる輪が大きく広がり続けていってほしいと思います。いつか今回の提案が実を結んだときには、「中学生が文化祭で発表を頑張っていたな。」と、どこかで誰かが思い出してくれたら幸いです。