5月21日(火)本日の授業風景

 本日の授業の目標は、「詩に用いられている一つ一つの言葉を味わおう」です。今日の詩は、安西冬衛の「春」という短詩です。「てふてふが一匹韃靼海峡を渡って行った。」という短詩を一つ一つ考えていきます。

 「なぜ、韃靼海峡なのか」「なぜ、てふてふは一匹なのか」「渡って行った。渡った。渡って行く。てふてふを見ている位置が遠いのは?」という質問をグループで1問1問考えてパソコン上に付箋を入力していきます。そして、一つ一つの質問に対して先生は、作者が短詩に込めた思いを伝えていきます。

 生徒は、一文だけの詩に込められた思いを知り、次に同じ安西冬衛の「春」という短詩「鰊が地下鉄道をくぐって食卓に運ばれてくる。」と比べて、作者の仕掛けは何か考えます。共通点や違う部分を生徒に発表してもらいながら板書をしていき、生徒は考えを深めていきます。時間がなく授業の終わりに感じたことをお互いに共有することができませんでしたが、詩の味わい方を少し理解したことと思います。次に詩を読むときの視点を学ぶことができましたね。

(写真は、2年1組・国語の授業の様子です)