心を込めて仕事をしているか?
「あなたの仕事には心がこもっていない」
「あなたの作品には心がこもっていない」
「その話に心はこもっていない」
このような言葉を言われた経験はありますか。
今日の1年生の道徳は「私は清掃のプロになる」という話でした。
東京国際空港(羽田空港)の清掃を仕事とする環境マイスターの方の話です。
ある日、いつものように清掃の仕事を行っていると、ベテランの先輩に
「あなたの仕事には心がこもっていない」と言われたそうです。
仕事に真面目に打ち込んできたし、実際に清掃場所はきれいになっているのに、
「心がこもっていないとはどういうことだろう」とこの方は考えたそうです。
とても抽象的で理解しにくい指摘ですね。指摘した人に「具体的にどういうことですか?」と質問したくなるような
言葉ですが、生徒にも「心がこもっていない」「心をこめる」というのはどういうことかを考えてもらいました。
生徒の発言には
「清掃の仕事には心を込めているけれど、その清掃した場所を使う人たちの思いを考えていないから」
「見えるところだけでなく、見えないところをより丁寧に掃除する」
などの意見がありました。
その後は、現在学校で担っている自分の役割に対してどのように取り組んでいきたいかを考えました。
ただ単に仕事をこなすのではなく、関わる人のことを考え、行動できるようにしていきたいですね。