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緑のじゅうたん

日本のサッカーのレベルは年々上昇しています。去年はカタールワールドカップで優勝経験のある強豪

ドイツ、スペインを立て続けに破り、グループリーグを1位通過し、世界に大きな衝撃を与えました。

また、先日もインターナショナルマッチで再びドイツと対戦する機会がありましたが、4ー1という

衝撃のスコアで完勝し、再び世界に日本の強さを知らしめました。

サッカーの中心地であるヨーロッパのクラブでも日本人選手の活躍は目覚ましいものがあります。

イングランドでは、アーセナルの冨安健洋、リバプールの遠藤航、ブライトンの三笘薫、スペインでは、

レアル・ソシエダの久保建英などヨーロッパの強豪チームで多くの日本人が主力として活躍しています。

なぜ、こんなにも日本サッカーは成長し続けられているのでしょうか。もちろん、選手個人の努力が

大きな要因であることは間違いないのですが、その一因として挙げられるのが、「ピッチコンディションの

向上」だと思われます。

 

 

本日の1年生の道徳は「緑のじゅうたん」という内容でした。日本の国立競技場のグラウンドキーパーの

方の話です。日本では、1960年から2004年までの間、ヨーロッパ1位のクラブチームと南米1位のクラブ

チームが世界一をかけて戦う「トヨタカップ」というビッグマッチが1年に1回開催されていました。

しかし、トヨタカップは毎年、冬に開催されていたため、日本の芝生は枯れ果ててしまい、黄色くなった

状態の悪い芝生のピッチで行われていました。大会に参加する選手やファンからは「こんなひどい芝で

サッカーをやらせるのか」と批判が相次いだそうです。そのような中、トヨタカップのグラウンドキーパー

であった鈴木さんは、試行錯誤し、寒暖差や湿度差の大きい日本の環境に適応した芝生づくりに着手します。

授業では、様々な苦難や努力の果てに1年中「緑のじゅうたん」のような芝生を作り上げた鈴木さんの

心情や、自分の理想を追い求めるためには何が重要であるかなどを生徒と考えました。

 

 

 

 

今回の道徳では、

・人に指摘されることで自分の成長や新たな発見につながることもある。

・自分の理想を追求するためには、考えることと行動することが大切だと思った。

・スポーツは選手だけでなく、いろいろな人が関わり、努力しているのだな。

といった感想が挙げられました。

私もサッカーがとても好きなので、今回の道徳の内容はとても興味深かったです。