伝統的な暮らしを伝える
奈良県奈良市福智院町は古い軒並みを今にも残す静かな町です。ここでは、伝統工芸品として、奈良筆の生産
が行われていましたが、深刻な問題を抱えていました。それは、奈良筆作りの後継者不足です。
社会の授業などでも伝統産業についての学習がありますが、どこも後継者不足に悩まされており、伝統を守る
ことが困難な状況になっています。そこで、伝統を守るためには、どうすればよいか、伝統や文化を継承して
いくために自分たちにできることは何かを今回の道徳では考えました。
生徒たちからは
・地域の人々や昔のことを知っている人たちの話を聞く。
・PR活動や講話を積極的に行う。
・インターネットをもっと活用する。
・私たちが伝統的な文化を体験する。
などの考えが出てきました。
今回の1年生の道徳のテーマは「伝統を守る」ということでしたが、三宅島にも守っていかなければならない
伝統があります。1年生では今週の金曜日に「三宅島の伝統的な暮らしを伝える学習」の一環として茅葺体験
などを行います。
今日の道徳の後半には、講師として壬生友子さんに来ていただき、三宅島の伝統や金曜日に行われる体験学習
についてのお話をしていただきました。
三宅島は「かやのしま」の一面もあり、巨樹の森や山、海とともに、かやの草原も大切な島の風景です。
茅葺でつくられた三宅島役所は東京都指定の史跡・文化財になっています。
今回の道徳で学んだことや壬生さんのお話を踏まえ、金曜日の体験学習にもしっかりと取り組んで
いきましょう。
壬生さん、本日はありがとうございました。
また、金曜日の体験学習もよろしくお願いいたします。